介護スタッフの楽しさ
介護スタッフの楽しさ
グループホームは医師が認知症と診断した介護が必要な高齢者が入所する施設であり、少人数の環境の中で介護スタッフの支援を受けながら、日常生活をそこで生活している入所者が共同して行う場所でもあります。認知症の診断を受けている高齢者が利用する施設だからこそ、意思疎通がスムーズに行かなかったり、精神的に安定するケアが求められる難しさもありますが、そこで働く介護スタッフはグループホームならではの楽しさもたくさんあるのです。
最大でも1ユニットが9名までの少人数で食事や掃除、買い物や洗濯などの日常生活を職員が支援しながら一緒に行う事は良い刺激となって日々の生活に活力や意欲をあげる効果にも繋がっていきます。少人数の環境の中で24時間365体制でシフトが組まれて生活を共にしているからこそ、じっくりと一人ひとりの入居者と向き合うことが可能になります。
時間をかけて人間関係や信頼を構築し、入居者の出来る事を増やしていく喜びや、入所後に意欲を持って生活して貰える様になる変化を直に感じる事も出来るのです。
グループホームにおける介護スタッフの喜びとやりがい
介護保険法で規定するグループホームは認知症対応型共同生活介護事業所のことですが、ここで働く介護スタッフはやはりそのユニットに入居されている認知症の方の笑顔で癒やされることが多いです。また認知症なのにそう思わせないような行動をとる方も出たりします。こうしたときに介護スタッフをやっていてよかったなと喜びを感じ、思うわけです。
ユニットでの共同生活に最初は馴染めないような人でも、日々の共同生活を送ることで徐々に心を開いていく人もいます。会話がなかなか成立しなかったりしても、日々接するうちに徐々に話がかみ合うようになると、それもまたやりがいに繋がります。明日はもっと頑張ろう、要介護者の人のために介護をしっかりとしようと思えるようになることで、そこにやりがいを見いだす人も多いです。介護報酬が多少少なくてもそれをカバー出来るだけのやりがいがそこにはあります。グループホームでその喜びとやりがいに支えられて生きていく人もいるわけです。